QuarkXPress®はデザインツールの宝庫です。非常に手の込んだビジョンも現実のものにできます。
主要な機能
オンラインマーケティングとオフラインマーケティングの橋渡し
ベクター形式のクイックレスポンス(QR)コードを直接QuarkXPressで作成し、好みのスタイルやカラーにできます。URL、SMS、vCardなど、テキストQRコードにも対応しています。
QuarkXPressの機能一覧を見る
固有の形状を簡単に作成
QuarkXPress®のシェイプメーカー™機能では、設定が可能な波形、多角形、星、渦巻きなどを使用して、固有の便利な形状を作成できます。すべての設定は高度なカスタマイズが可能で、プリセットとして保存できます。また、リアルタイムプレビュー機能によって、作成中の形状を簡単に確認できます。この機能によってさまざまな調整が可能です。
「シェイプメーカーを使えば、その名前の通り、固有のスライダーベースのインターフェイスで複雑な形状を作成できます。波形、多角形、渦巻き、角丸形の長方形を簡単に楽しみながら作成することができます。」
— Rob Carney, MacFormat
最適かつ最も効率的にデザイン要素のクローンを作成
クローナー™は、ページやアイテムのグループを他のページ、レイアウト、プロジェクトにコピーするタスクを自動的に行います。また、複数ページのレイアウトを単一ページのレイアウトに分割できます。ページまたはページ内の特定範囲を1つのレイアウトから他のレイアウトに複製することも可能です。
「複数ページに渡って、または異なるドキュメントへ何かを複製する必要があるならば、クローナーは天からの賜物のような機能です。」
— Keith Martin, MacUser
透明度とドロップシャドウで深みを作成
QuarkXPress®では、透明度(要素を部分的に透けさせるデザイン効果)や、ドロップシャドウ(3D効果)を使用してレイアウトに深みを追加できます。
透明度テクノロジーの進歩により、画面上および印刷物上でカラーと画像を「透明にする」ことが可能になりました。透明度に関する機能には、不透明度、ドロップシャドウ、およびアルファマスクが含まれます。
不透明度属性は、透明度の程度を、100%不透明から完全に目に見えない状態までの間で決定します。QuarkXPressはカラー単位で不透明度を適用するため、ボックスのフレーム、バックグラウンド、および画像またはテキストに対して異なる不透明度を適用することが可能です。1つのボックス内の個々の文字に異なる不透明度を適用することもできます。
QuarkXPressは、Photoshop® PSDファイルの透明度を含め、アルファチャンネルの透明度もサポートしているため、取り込んだ画像を背景とスムーズに融合させられます。
ドロップシャドウ効果により、アイテムがページから飛び出すように見える3D効果を作れます。ドロップシャドウの距離、サイズ、カラー、不透明度を調整することにより思いどおりの視覚効果を生むことができます。
QuarkXPressでは、レイアウトを出力する際、ポストスクリプト®印刷ワークフローに合わせて透明度を平滑化するか、あるいは、最近のPDFワークフローとデジタル出版に合わせてネイティブの透明度を保持することができます。
ペンツールとキーボードショートカットですばやく簡単に図形を作成
QuarkXPress®では、業界標準のベジエペンツールを使用して、レイアウト作業を行いながら、見栄えのよい図形を作成できます。
ベジエ曲線数学的に定義される曲線で、2つのポイント(両端の点)と2本の曲線ハンドルにより制御されます。考案者のピエール・ベジエにちなんで名付けられました。
堅牢なQuarkXPressのペンツールは、専用のドローイングアプリケーションのペンツールと同様に機能します。繊細なドロップキャップ、ロゴ、デザイン要素などを作成するには、グラフィックアプリケーションを使用しなければならないと思っている方、その必要はありません。レイアウトの中から、画像のクリッピング、テキスト回り込みの作成、ラインに沿ったテキストの作成などが行え、簡単にカラー、ブレンド、フレームを適用することもできます。
ペンツールのキーボードショートカットを使えば、Pのキーを押すだけですぐに図形の描画を始められます。別の操作をするために別のペンツールに切り替えることもできますが、その必要はありません。ベジエペンツールでは、Command/Ctrlキーを押しながら既存のポイントを選択、移動、変形したり、Option/Altキーを押すことでスムーズポイントとコーナーポイントを切り替えたり出来ます。
熟練したイラストレーターは、急ぎのプロジェクトでペンツールを使えば時間を節約できます。初心者の方は、フリーハンドツールを使えば、ポイントやハンドルのことを気にせず、自由に思いどおりの図形を描くことができます。
QuarkXPressには、「融合」と「分割」やテキストをベジエボックスに変更するコマンドの他、シェープメーカー™(バナー、渦巻き、星などの複雑な図形や、コーナーエフェクトをもつボックスなど、複雑な図形を作成する専用機能)も含まれます。
クリッピングパスとアルファマスクを使ってレイアウト内に画像をシームレスに融合
QuarkXPress®は、取り込んだ画像の埋め込みパスとアルファマスクをサポートし、レイアウト内に独自のクリッピングパスを作成して操作することもできます。
クリッピングパスとアルファマスクは、通常、取り込んだ画像の一部を透明にするときに使用します。両者の最大の違いは、クリッピングパスがベクトル(ハードエッジ)で、アルファマスクがラスター(ソフトエッジで半透明が可能)だという点です。クリッピングパスまたはアルファマスクを含む画像を取り込んだ場合、どちらか一方または両方を使用するかどうか、または全画像を表示するかどうかを選択できます。
QuarkXPressでは、テキストの回り込みにもクリッピングパスを利用できます。埋め込まれたクリッピングパスを利用することや画像をもとに自動的にクリッピングパスを作成して、白いエリアにテキストを回り込ませることが可能です。さらに、独自の回り込みパスを作成し、ベジエ図形の編集に使用するツールと同じものを使ってそのパスを編集することができます。
Photoshop®(PSD)ファイルを取り込んだ場合、PSDフォーマットの「チェッカーボード」透明領域を使って、画像ファイルレイヤーの可視性を制御します。
メジャーパレットを使用すれば、クリッピング、回り込み、マスク機能に簡単にアクセスできます
QuarkXPressのテーブル機能では、年次報告書や製品の仕様書、その他の資料などの複雑なデータを簡単かつ見やすく表現できます。QuarkXPressでテーブルのコンテンツを手作業で作成できます。または、Excel®ファイルとのリンクによってテーブルにコンテンツを取り込むこともできます。リンクされているExcelファイルを更新すると、QuarkXPressのドキュメントが自動的に更新され、変更内容が反映されます。
QuarkXPressでは、テーブルを作成して、コンテンツを取り込むための外部データソースへのリンクや、オリジナルソースの内容が変更された場合の自動的なデータ更新などの、テーブルのプロパティを管理できます。
高度なイメージ制御パレットによって、PDF、TIFF、PSDファイルで、カラーチャンネルや埋め込まれたクリッピングパスを制御できます。さらに、PSDやPDFの画像では、レイヤーの表示と非表示、さまざまなブレンドの適用、レイヤーの透明度の変更を、すべて、元の画像ファイルに影響を与えずに行うことができます。
この例では、レイアウトのコンテキスト内に直接カラーバランスを調整するために、画像に適用される曲線を示しています。効果は非破壊であるため、いつでも変更や削除が可能です。
メジャーパレットの複数アイテムの配置タブには使いやすいボタンがあり、ページやスプレッドで簡単にアイテムの位置揃えや配置ができます。直感的に使用できるボタンアイコンは、各機能がどのように動作するかの視覚的手がかりになります。
複数アイテムの配置のコントロールでは、複数の設定を適用するための一連のボタンとともに、デザインの要素を正確に配置できます。プロフェッショナルレベルのレイアウトを簡単に作成できるようになります。
新しい複数グラデーションのカラーブレンドでは、カラーブレンドをデザインするときに望んでいたような柔軟性がすべて得られます。 必要なだけのカラーストップを作成し、スライダや数値設定を使用し、完全な放射状の設定を使用するか、アスペクト比を設定できます。 他のレイアウトソフトウェアとは異なり、それぞれのカラーストップごとに透明度を変えることも可能です。
ベジエペンツールやシェイプメーカー機能を使用して、レイアウトに固有の形状を作成できます。カラー、ブレンド、フレームでボックスを装飾し、任意の種類のコンテンツで埋めることができます。
この例では、飛行機を作成し、その飛行機を雲の画像で埋めています。動いている雲のように、ビデオによって形状を埋め尽くして、固有の形状を作成することもできます。また、この例ではパス上のテキストを作成する方法も示しています。
ガイドとグリッドを使用すると、レイアウト上のアイテムやテキストの揃えを細かく制御できます。また、QuarkXPressでは、2つの専用パレットによってアイテムやテキストの揃えを細かく制御できます。
ガイド(赤で表示)、マージンガイド(青で表示)、ベースライングリッド(ピンクで表示)によって、レイアウトの位置揃えを正確に制御できるようになります。ダイアログボックスを使用して、マージンガイドとベースライングリッドの設定を調整できます。
さまざまなロック可能なレイヤーにさまざまな種類のアイテムを配置して、画面上および出力の両方で、簡単にレイヤーを非表示または表示にできます。
この例では、レイヤーを使用して1つのレイアウトに複数言語のバージョンを作成する方法について示しています。異なるレイヤーを1つのレイアウトに使用することによって、複数の国や地域でデザインの一貫性を維持できます。
高性能連続複製では、アイテムを複製して、複製の角度、シェード、縮小率、回転、および傾斜を調整できます。アイテムのサイズを変更する場合は、そのコンテンツのサイズを変更するかどうかを選択できます。
高性能連続複製機能を使用して、オブジェクトの複製時に変形を適用できます。この例では、楕円を、右下隅を基点に回転および拡大縮小して、巻き貝の形状となるように繰り返しています。
QuarkXPressでは、複数の方法でテキストをアイテムまたは画像の周囲に回り込ませることができます。埋め込みパスを使用するか、回り込みパスを独自に作成するか、またはQuarkXPressの自動処理に任せることができます。
QuarkXPress®には、テキストを画像に回り込ませて必要な効果を実現するために使用できる設定が複数あります。
サイズ変更パレットで、アイテム、ページ、レイアウト全体のサイズを細かく変更できます。コンテンツのどの部分をサイズ変更するかをすべて制御できます。たとえば、マルチコラムのテキストボックスを拡大する場合は、そのテキスト、間隔、コラム間隔、フレームを拡大するかどうか制御できます。正確なサイズまたは具体的な率でサイズを変更できます。
サイズ変更パレットによって、アイテムまたはレイアウト全体のサイズを変更するときに正確に制御できます。コンテンツの処理方法や縦横比を固定しない拡大縮小など、拡大縮小のオプションを指定します。